納期短縮・高品質化・コストダウンの決め手は『技術者の作業効率を如何に改善するか』にかかっています。
微速下降、微速上昇、高速下降、高速上昇そして非常停止等、正確で迅速な操作が可能です。全ての通常操作スイッチはプレス右側の操作盤上に集中配置され、しかも各スイッチは機能的に配置されているので、操作のための特別な訓練等は必要ありません。
油圧装置に発生しやすい騒音と振動を大幅に低減した静音設計。騒音による作業者の疲労を低減すると共に独自の油圧回路設計により、小さなポンプで大きなパワーを実現。省力化と効率化のための開発技術が随所に生かされています。
油圧プレスの主要構成部品であるベッド、スライド、アプライト、クラウンには全て機械構造用圧延鋼材を使用し、剛性の高い箱型溶接構造としています。これらの主要部品には十分な厚さの鋼材を使用すると共に構造内部に配置されるリブの数、厚み、高さ及び配置を十分に検討し、高い剛性を実現しています。溶接後の各構成部品には、全て完全な焼鈍処理とショット加工を施し、溶接によって発生した応力歪を除去していますので高い精度を長期間保持します。
油圧回路にはショック防止対策と主要油圧回路のマニホールドブロック化を実施し、油圧プレスの最大の弱点である漏油の発生を大幅に低減しました。